従業員A君のお話

皆さんこんばんわ、今日は我が社で一番若い従業員A君のお話をさせて頂きます。

 

Aくんは現在18歳で16歳からうちで頑張ってくれています。

頑張ってくれてはいますがやはり若いということもあり、考えつかないようなエピソードを度々披露してくれます。(笑)

 

エピソード① 

去年10月から会社で費用を負担し車の免許を習得してもらっていたのですがなかなか進みません。

『教習予約が埋まっててなかなか予約が取れません』と本人は言っていましたがお母さんとお話したときに仮免許の試験に3回も落ちている事が発覚。恥ずかしすぎて嘘をついていたみたいです。(笑)

一度落ちて恥ずかしいと思ったのならしっかり備えればいいと思うのですが彼に普通は通用しません。

 

エピソード②

A君は免許がないので社宅で下宿しており朝はそこで集合して現場に向かいます。

しかし時間になっても出てこないので部屋に入ると誰もいません、意味が分からずとりあえず電話してみると電話にも出ず待っていても仕方ないので残りのメンバーで現場に向かうことに。

そして10時頃A君から電話があり

『すみません、友達の家で寝てて起きれませんでした。』

とのこと。呆れてすぎて特に何も言いませんでしたが

まず時間に起きれても集合場所はそこじゃないよね?楽しいし明日はもういっか、となって明け方まで遊びまわり友達の家で寝た以外の理由が私には思いつきませんでした。

実家から通っていた時は2週間に1回は当日欠勤、無断欠勤するような勤務態度だったのですが下宿するようになってからは月1程度なので進歩しているのかなーと思います。

 

エピソード③

うちの会社の社宅は1階が事務所 2階が居住スペースとなっておりいろいろルールはありますが、居住部分は基本的に自由に使える事になっています。

ルールの中でも戸締りは厳しく言っており皆きちんとやってくれています。

ある日のお昼頃、私が現場の打ち合わせから事務所へ戻り事務作業へ戻り作業していると無人のはずの2階からなぜか物音が、A君がまた欠勤しているのかと思い部屋へ入るとやはり布団が膨らんでいました。

私は布団をめくり声を掛けようとすると同時に『キャー』という声が、なんと連れ込んだ女の子が寝ていました(笑)

なぜか私がごめんなさいと言い急いで部屋から出ました(汗)

とりあえずA君に電話、なぜ誰もいない事務所に部外者を残して言ったのか問いかけると

『部屋は自由に使っていいと言われていたので』と仰っていました。

いや、自由に使っていいのはA君でA子ちゃんじゃないのよ。最初に伝えきれなかった私も悪いんですが、発想が斜め上過ぎて全部を伝えきるのは不可能だと悟りました。

 

まだまだエピソードはありますがいくらでも出てきてしまうのでこの辺にしておこうと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

それではまた次回

足場屋業界のお金のお話

   皆さんこんばんは、足場屋YAMATOです。

 

   いきなりですが今日は足場業界のお金のお話をしていきたいと思います。

 

  • 最初に注意点をあげておきますが、あくまで中国地方近辺の相場であり、建物の形が特殊、材料を置ける場所が遠いなどの手間がかかるようであれば 手間に応じてどんどん金額は上がっていきます。

  

   まずは足場の見積もりの中身について詳しく説明したいと思います。

見積もりの出し方はいろいろあると思いますが、大まかに2種類に分かれると考えています。 

 

1つ目は会社で決められている平米単価と言われる金額を図面または躯体から算出した足場の項目に当てはめていく方法です。

 

2つ目はその工事が何人が働けば終わる工事であるか計算し、算出した人数に(1人稼働して売り上げたい金額)を掛けるという方法があります。

前者は数量によってノルマが決まり、後者はノルマを自分で決定する。という形になります。

 

それぞれのメリット、デメリットですが

   前者のメリット

 見積もりが簡単、施工方法が容易であれば1人当たりの売上があがる、見積もり自体に大きな失敗がない、図面から足場の数量を計算できれば誰でも見積もりができるという点。

   デメリット

 施工方法が複雑であってもノルマは変わらず売上が全く伸びない、値引き交渉の際の限界が不透明であるという点。

 

   後者のメリット 

施工が複雑な場合、考慮した見積もりが出来るので考慮が甘くないかぎり失敗はない、施工前から完了時の売上の想像ができる、引き受けれる限界の金額が分かるので値引き交渉が柔軟に対応できる。

   デメリット

 大きな現場になれば1つの見積もりにかなり時間を割かれる、しっかり打ち合わせをしないと見積を作成できない、しっかり作業計画が立てれないと問題外の金額になってしまうか大赤字を出してしまう。

 

ちなみにYAMATOはめちゃくちゃやり易い!と施工前からわかる現場以外は後者で見積もりを作成していました。

基本的に1人当たり3万円をボーダーに見積もりを作成していましたが結局1度も下回ったことはありませんでした、大体31,000~35,000程度に収まっていたかなーという感じですね。

 

1度だけ通算200人かかると予想し35,000円で見積もりした現場(県外だったので割高で)が150人で終わってしまい1人当たり45,000円を超えてしまい元請けさんから『ちょっと儲けすぎじゃない?次からはもうちょっと安くしてね』と軽く釘を刺されてしまったことがありました(汗)

会社からは少しボーナスが出ましたが(笑)

話が逸れましたがここまでが見積もり大体4割程度に収まる金額のお話になります。

 

残りの6割のうち、かなりの割合を占めるのが材料費です。

足場の種類によりますが住宅によく使われるビケという足場材では2人で足場を組み立てると2tトラックいっぱいの材料が無くなります。

累計200人、300人必要な現場では膨大な足場材が必要となってきますので見積もりの中で大きな割合を占める事となります。

残りは交通費、消耗品等を含めた諸経費が大体1割程度となり大まかな見積もり書が完成します。

追加項目としては現場に応じて材料の手運びが多くなりそうであれば小運搬費、真夏であれば塩飴やスポーツドリンクなどがないと仕事ができないので熱中症対策費などの項目を追加したりして調整をしたりもします。

 

長々とお話ししましたがここまでが工事を請け負った際のお金の話となります。

ここからは常用工事のお話をさせて頂きます。

 大まかに2種類あり同業他社へ応援にいく常用工事と工務店さんやゼネコンから要請があり現場に行く常用工事があり基本的には後者のほうが単価が良いです。

 YAMATOがお付き合して頂いてる会社での話にはなりますが前者は税抜きで18,000~22,000円程度、後者税抜きで20,000~25,000円程度となっております。

この金額に工具類、交通費は込みなのでやはり繋ぎにはなってもメインにはなれない数字だと思います。

1番最初に勤めていた会社は社長以外みんな他社へ応援に行き社長は遊びまわっている(日中電話すると必ずと言っていいほどパチンコ屋の音が聞こえてました)ような会社でした、建設業界ではよく見る光景ですが今になると会社がよくそれで保ってるなーと感心します。(笑)

 

またまた話がそれましたが以上が足場屋さんのメインの収入源となります。

 大きい足場屋さんだと余ってる材料を他所にリースしてるような会社もありますが当分そのお話はできないかと思います(笑)どうしても仕事がなければ他業種の応援に行ったりすることもありますが道具もない、スキルもない、という感じなので最終手段という感じですね。

やはり応援に行かせてもらうにせよ、来てもらうにせよ同業他社との繋がりはしっかり持っておいたほうが良いですね。

YAMATOはあまり人付き合いが得意ではないのですが出来るだけ同業者が集まる行事には参加するようにしていますね、ある程度信頼関係の出来ている同業さんならマージンは取られますが仕事を発注してもらえたりもします。あまり美味しい仕事はないですが社員の手が空くよりはいいですからね!

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

なにかご質問があればコメント頂けると幸いです。

それではまた次回。

 

 

ブログ開設にあたり軽く自己紹介をさせて頂きます。

皆様初めまして、足場屋YAMATOと申します。

保有する資格は1級とび技能士、2級土木施工管理技士の2種類

現在は新設された1級土木施工管理技士補の取得のため独学で勉強中。

このブログでは基本的に現場での面白日記、一般~同業の方々に向け有益な足場の豆知識、一般的な単価の情報などを発信していきたいと考えております。

建設業歴7年ではありますが足場屋歴7年です。他業種の事は本で学べる程度しか理解できていませんので他業種の方とも交流できたらと考えています。

 

軽く経歴について紹介させて貰うと

22歳 友人の紹介でA社入社 

23歳 受注工事が0で1年間応援に行き、その会社にいる意味が見いだせずA社退社 

23歳 アプローチをうけB社入社

25歳 B社が内部分裂、アプローチをしてくれた方は県外に飛び取り残される。       その後3か月程度で退社

25歳 親族が経営するC社入社

28歳 C社退社⇒企業

C社退社理由としてはとりあえず仕事量が多すぎた(笑)

 

まず会社へ見積依頼があるとYAMATOが現地調査へ行き、必要な人工を算出、リース材料の見積もり依頼をし、C社としての見積書を作成、それをもとに社長は金額交渉に向かう。という感じでした。

現場終わりにその作業が待っているので週2.3は22~23時に退社してましたね💧 現場が決まったら決まったで日程、人員調整とかもあるので現場の休憩時間はそれに消えていました。

愚痴っぽくなってしまいましたがなぜ3年務めていたかというと純粋に給与がよかったからの1点ですね(笑)結果的には自身のスキルアップになったと考えているのでC社での3年間には満足しています。

 

そして28歳~企業 現在従業員5名とのんびり足場を組み立てています。妻との約束で自己出資の開業資金は50万程度からスタート。経営はど素人のためお金を残していく難しさを痛感し日々勉強中。

 

簡単ではありますがこんな感じの自己紹介とさせて頂きます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それではまた来週。